ハンドメイド販売 お客様を選んでもいい
こんにちは、やすはです。自分で作った物を販売して小銭を稼いでいる者です。
ハンドメイド販売をするにおいて、私はお客様を選んでいいと思っている。そして、私はお客様を選んでいる。と言っても、ご購入いただいてご入金まで済ましてもらったお客様に対して、何となく嫌だからキャンセルするとかそういう意味ではない。ここでいうお客様を選ぶとは価格付けのことである。
ハンドメイド販売を始めたばかりの時の私のお店のコンセプトは、安くて良い物を販売したいだった。目指せGU!みたいな感じでしょうか。当然工場など持っているわけでもなく、私一人なのですね。売れる売れる。なぜかって安いから。私が作っている物が優れているという意味ではないのですね。作ったそばから売れる。在庫はすぐに尽き、私も精神的に疲れる結果に終わってしまった。
激安販売時代は、同じジャンルの物を作っている作家さんの中で最安値だったと思う。誰でもウェルカム状態なので、お客様の質も色々なのですね。
もっと安くしてください!
今日中に届きますかぁ~?とか。
いや、無理無理みたいなご要望も多々あり精神的にも肉体的にも疲れてしまった。それに加えてオーダーメイドも受け付けていた。激安で。どれだけ人にいいように使われていたのだろうか?悲しくなるわ( ;∀;)そしてある日お客様を選別することにしたのですね。徐々に徐々に値上げをしていったのです。今の価格なんて、最初につけていた価格の倍以上!安さが命!みたいなお客様は去っていったわ。
安さ命!みたいなお客様は当然来なくなったし、ムリなご要望も随分減ったし。精神的にも肉体的にも楽になった。私は質の良いお客様だけを選ぶことにしたのです。だってその方が楽だから。
お客様が買うお店を選ぶように、作る側だって選ぶ権利があると私は思っているのです。これはハンドメイドに限らず、あらゆるお店がお客様を選んでいる。
例えばバッグ1つ買うにしても、しまむらなら中学生でも買える。でもエルメスでは中学生なんて一部の超お金持ちを除いて買えないでしょう。そもそもエルメスのメゾンでは中学生は浮いてしまう。この例は極端ではあるが、エルメスなんて特にお客様を選別しているでしょう。
私はお客様を選んだ結果、在庫を貯めておくのに必死になることも無くなったし、おかしなクレームも来なくなった。お値段を上げたからにはそれなりの物を求められるけれど。
ま、これは私の悪口を書いている売れないハンドメイド作家さんにはできないことでしょうけど。
悪口を言う人は、なぜ、悪口を言うのか (WAC BUNKO 216)
- 作者: 和田秀樹
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